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桂吉坊公式ブログ「坊's 茶屋」


はやいもんですなあ。

2010/12/30(Thu)23:53

 ほんまに、12月というのはあっという間に過ぎて行きました。もう明日は大晦日ですか。それにしても、冬の寒さがゆるい気がします。耳が痛くなるほど寒い日が、年々少なくなっているというのも如何なものでしょう。落語は季節の描写も多いので、それがどんどんずれ込んでいるのが心配になる今日この頃です。
さてさて、この1年は吉坊にとりましては激動の1年でありました。
20年以上一緒に暮らした猫4匹のうち、2匹が旅立ったのこと、これは大きかったです。「ポッカリと穴があく」という表現がありますが、僕に取っては心に鬆が入ったような、そんな喪失感でした。

今年も、何席かネタおろし(初演)をしました。小倉船、身替り団七、幸助餅、三枚起請、天災、辻八卦…あたりでしょうか。天災、三枚起請は、自覚のある打ちのめされ方をしました。コテンパンと言いますか、今後の課題が山のように見えました。
身替り団七は、うちの師匠が一度だけやりました、新作落語です。唯一遺された当時の音を元に、やらせて頂きました。辻八卦、小倉船もそうですが、芝居の出てくる噺はやっぱり好きですね。人手がいる噺なので、なかなかやる機会はないですが、来年既にある人の会でやらせて頂く事になりました。お楽しみに。
今年、外せないのは幸助餅。そして、それをやるキッカケを与えて頂きました西郷輝彦さんと、松尾貴史さんのお誕生日の飲み会でお会いした事は、激動の始まりでした(笑)。同時に、東京の経堂にあります さばのゆ で、毎月落語会をやらせて頂くようになり、お二方には席亭として名を連ねて頂き、来年もまた参上致します。毎月6席は正直、今後のネタの在庫の不安もありますが(笑)、初めての定期的な落語会が出来た事は大きかったです。

1月の吉坊ノ会では松尾貴史さん、10月には暁照夫師匠にゲストとしてご出演を頂きました。いずれの会も、あまりの嬉しさに会計で自分の出演料を計算に入れるのを忘れました。

今年は特に、いろんな人と出会った事が僕にとって大変な変化をもたらした1年でした。今まで全く知らなかった世界にも足を踏み入れました。そのぶん、自分が噺家である事をより考えました。そして何より、本当に、たくさんのお心遣いをいただいたこと。ありがとうございました。

来年は、とか言うてるうちにもう明後日がやってきます。
まだまだ、自分に足りないものだらけです。好きな落語やってて、幸せ者です。僕の好きな落語の楽しさが、もっと色んな人に、もっと深く伝わりますように!精進致します。

明年も、宜しくお願い致します。
一足早いごあいさつ。
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