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桂吉坊公式ブログ「坊's 茶屋」


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2025/02/22(Sat)03:54

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ひとまず。

2010/07/20(Tue)02:06

「呟き」的に、書くことにしましょう。 19日は、吉朝一門打ち揃っての毎年恒例徳本寺スペシャルでした。
暑くて遠い中を場ご来場いただいた方々、同じく暑いさなかこうして毎年集まる機会を頂戴しています徳本寺さん裏で打ち上げのため、また頼りない一門に変わりまして受け付けをサポートして下さる皆様に大感謝であります。

毎年ここで師匠にお会いしてる気がするのですが、気のせいかなあ。 
自分の心の中にある師匠の姿が、一年経ってすり減った分、またここで元通りにしているのかもしれない。
「身替り団七」、泥を塗るようなことがないよう、精進いたします。

また詳しくは後日。明日が、もうひと山ありますので。

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No.116|受付無しCommentTrackback

流されんように?

2010/07/04(Sun)01:08

藝人て、単純なもんでしょうか。何に対して単純かにもよりますけど。
藝に対しては、単純だけで済まないもんやと思うんです。この11年半の僕自身を見るに。ただ僕自身の問題かもしれませんが。
そんなんではなくて、例えば単純にどこでどんな人の前でもやることと言うのは落語であることに変わりはない。常に楽しく、お客様に伝わるものをやり続けたい、と思うわけです。その単純な思いを叶えるためにする努力は、全然単純には報われないのがまた凄いとも思うのです。

今、繁昌亭の昼席に一週間出演させていただいてます。通しで出演は、たぶん今回が初めてです。トリの福笑師匠の前で喋っています。僕の前には文福師匠。出演者の中で下から2番目の僕が、後ろから2番目に出していただいています。メチャクチャ勉強なります。でも、お金をいただいているという事は、勉強だけではだめです。

こないだ、その最中にたぶん初めて、夜席のトリをつとめました。季節と言う事もあり、「遊山船」をやらせていただきました。トリの責任が、舞台の内も外もあるのだと感じ、舞台で落語やっている時が一番幸せやとつくづく思いました。そして、ご来場下さったお客様には本当に感謝で、高座に上がってからも暫く感謝の気持ちがおさまらずにいました。
当日、浴衣をある方から頂戴しました。
それは、僕が弟子入り志願で初めてうちの師匠に会った14年前の、平成紅梅亭の楽屋で師匠が着ていたのと同じ柄の浴衣。見た瞬間 涙出そうになりました。ありがたすぎて、しばらく着られません(笑)。

この日に、あの時の師匠の浴衣に再会するという事も、「お客様が来て下さる」という事が、如何に感謝すべきことか、そういう原点を師匠が教えて下さったような気になる、一日でした。

浴衣を見るたび、余韻に浸る吉坊です。

No.115|受付無しCommentTrackback

夏の恒例

2010/06/22(Tue)10:30

そんなわけで、何時もキッチリしん吉兄さんのホームぺージから写しました!兄さんいつもすみません!
今回は大喜利ですよ!大喜利! ぼくが大喜利に出ているのをご覧になった方は少ないはず。何故なら…あんまり、というか全然得意やないから。

徳本寺スペシャル2010 ~吉朝一門のための大喜利勉強会のココロだ!~
■ 日時:7月19日(月・祝)17:00開演 会場:御影・徳本寺(白鶴美術館横) 神戸市東灘区住吉山手6-1-2
※阪急御影駅よりタクシーで約1メーター位。徒歩で迷わなければ約15分
出演:桂あさ吉、桂吉弥 桂よね吉 桂しん吉 桂吉坊 桂佐ん吉 桂吉の丞
料金:3,000円(ビール、おつまみ付)
お問合せ先:090-7108-4084(pinkish!/小林)
=============================================
予約開始日時:2010年6月30日(水)午後12時より
【予約方法】 ◆WEBフォームURL:http://481engine.com/rsrv/webform.php?sh=2&d=5fa4655fb6
◆電話 090-7108-4084(担当:小林)
※ WEBフォームからご予約の場合、予約完了後、自動返信メールが届きます。
※ フォーム上、一度に10枚まで予約可能となっておりますが、一回の予約上限は4枚までです。   5枚以上の枚数を選ばれた場合も、自動的に4枚の予約となりますので、悪しからずご了承下さい。
※ このWEBサイトは、予約開始日時にならないと予約を受け付けません。
※ 当日はご精算が済んだ方からのご入場となります。

No.114|受付無しCommentTrackback

大集合!

2010/06/13(Sun)18:46

 6月13日、動物園前にある動楽亭で、「吉朝一門大集合」と名付けた落語会、無事にお開きになりました。100人という限られた中、また雨の中をばご来場いただきました皆様には厚く御礼申し上げます。
「何か特別な日だったのでしょうか?」というお問い合わせがありましたが、全く意味はないです。単に、一門のスケジュールが空いていたので初めは皆で、昔から恒例の「一門鍋会」の予定でしたが、せっかくなので一門会をやらせていただこうという、実に不純な動機でした。

おかげさまでこうして吉朝一門7人(そして吉弥兄のお弟子さんも合わせると総勢9人)、皆違うカラーがいつの間にかついて、こういう会をするのに、兄弟弟子と言うのは色が似通って7人も出るとだいたいそっくりに見えたりするのですが、回を重ねるごとに皆バラバラで(笑)、出番組の苦労はしたことがありません。ある人が、七色の藝を持ったうちの師匠の色をそれぞれが引き継いだ、ということを言って下さったことがありました。まだ師匠の一色には届かぬとも、そう言っていただけることが有難いことだとつくづく思います。

「動物園」 吉の丞
「若旦那とわいらとエクスプレス」 しん吉
「酒の粕」 あさ吉
「いらち俥」 吉弥
「蛇含草」 佐ん吉
「西郷どんと吉坊どん」 舞「紀伊乃国」 吉坊
「皿屋敷」 よね吉

…そんな感じで。僕のは、まぁご来場の方だけの秘密でここには書きませんが、西郷輝彦さん、ありがとうございます。
楽屋内は、いつも通り、「家」みたいになってました。

てなことで、今一門全員、うちの師匠の奥さんとかと、とある場所で吉朝一門大集合宴会の部、開演前のブログアップです。

No.113|受付無しCommentTrackback

無題

2010/06/07(Mon)15:13

昔、うちの師匠がインタビューで「落語だけで食べていけるものですか」と訊かれて、「何を食べるかにもよりますわな」と言っていたことを思い出しながら、師匠がよく通った蕎麦屋でそば食べてました。

先日、文楽鑑賞教室に行ってきました。毎年6月は、大阪の文楽劇場では初めての方にもわかりやすい、舞台の出演者による解説など楽しみやすい構成になっています。僕が初めて行ったのは高校の時ですから、なんと10年以上ほぼ毎年行ってます。あの当時解説をして中高生の心をガシッとつかんでいた咲甫大夫さんが、「逆櫓」の語りをなさっているわけですから、なんか時間が経つというのはこういうことかと、老けたこと考えてました。
古典芸能は、どうしても敷居が高い、という理由の中で「分かりにくい」ということがあげられると思います。確かに、難しい。でも、なんも考えんと見てもらいたいとも思うのです。演者の気迫というか、やっている人間まで古文書のように思わずに見ていただきたい。ことに今回の「逆櫓」、人物設定もややこしく当時の主従の精神的な関係は理解しにくい所もあります。しかし、です。あの語りの迫力、三味線の音、人形の所作、どれをとっても圧倒されるのは、他にちょっとないと思います。そのくらい文楽の底力を感じるのが、今月の公演です。17日までの短い公演期間ですが、どうぞご覧いただきたい、と思います。

さて、12日の月島の落語会が近付いてまいりました。今回は、助演していただく方もお囃子のかたも東京の方にお願いしてみました。東京と大阪では、三味線一つ、太鼓の打ち方一つとっても雰囲気が違っているのが面白いです。どんなことになりますやら、乞うご期待下さい。

翌13日は大阪で吉朝一門大集合という、皆さまには「一体どんなことするねやろ?」と御期待をいただいている100人限定落語会。どんなことになるのでしょう?出演者の僕も分かってません。

No.112|受付無しCommentTrackback