忍者ブログ

桂吉坊公式ブログ「坊's 茶屋」


[PR]

2025/02/14(Fri)08:12

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

No.|CommentTrackback

ブログを

2010/12/18(Sat)17:56

 更新しないんですか、と訊かれました。すみませんです、ずぼらで。
もう12月も暮れてきて、どこか気忙しいこの頃でございます。どことなくいいわけがましい書き出しになりました。

吉坊2010年10大ニュース! みたいな事もやりましょうか(今やらんのか)。
今日はこれから、東京は経堂にあります さばのゆさんで落語会です。
今年は、ここの会を7月から毎月やらせて頂いた事が僕自身大きな事でした。また、この会の「席亭」ということで名前を連ねて下さった西郷輝彦さん、松尾貴史さんには本当に感謝です。
人間というのは大事やなあと思います。嘘をつかないとか、信じるとか、当たり前の事やけども、大事やなあと改めて感じます。

僕の落語を聞いて、うちの師匠 吉朝 に興味を持って下さるかたが今も時々いてはります。DVDみてメッチャ面白かった!とか言うて頂けると、ほんまに嬉しいです。

今日も、ええ落語が出来ますように。頑張るのは当たり前ですけど、がんばります。

バラバラな日記になりました(汗)。

PR

No.131|受付無しCommentTrackback

無題

2010/11/30(Tue)17:30

 前回の日記で書いてた旅から戻ってまいりました。ほっとする間もなく、繁昌亭の昼席は明日が3日目です(チマタでは満員で入れないと未だに言われてますが、もうそんな異常事態ではありませんです。当日でもお入りになれますよ!)。
繁昌亭は、webでもなんか契約すると見る事が出来るらしいです。そう考えると、出る側としてはこの舞台の向こうにいらっしゃるであろうパソコン画面でご覧の皆様にも喜んで頂けるには…とか思ってしまうのですが、そこはやはり落語は、今ここに来て下さったお客様の空気との一体感を目指している部分が多くを占めますから(少なくとも僕はそうです)、目の前の事に必死になっております。

東京でのスイーツ寄席、緊張致しました、、、。普段は楽屋でパーパー言うてるのが、パ… くらいでした。まだまだ未熟者だなあと思いながら、この機会を与えて下さった、またご来場いただいた方々には熱く厚くお礼申し上げます。三枚起請、初演を超える二回目、三回目と質を上げて行きます。僕自身ももっと成長して行きます。

来年の予定などがちょこちょことホームページのスケジュールにアップされております。
恐ろしい事に来年夏には30歳!! 入門当時「お前その顔で30になったら詐欺やでー」と師匠から言われて楽屋の皆で笑っていましたのが、笑い事やなくなってきましたっ!!
また、この道に入って12年と言う干支で言えばひと回り(そのたとえが古いですかね)、そやからというて特別に何かという感じでもないですが、日々精進して行きます。…なんか、まるで今年最後の日記みたいですが、決してそんな事無いです。たぶん。

No.130|受付無しCommentTrackback

さて!

2010/11/21(Sun)23:28

 今日は、非公式の会で大阪市内のホテルと尼崎のお寺を掛け持ち。ありがたいことです。たまたま同じ噺をやりましたが、場所が違えばお客様の空気も変わります。それをふまえて、平常心でどこでも出来るようにならないといけない、と思ったというのも、 はじめの会場でどこが受けたとか、そういう記憶が先行してしまうと次の会場で違う反応が返ってきた時に慌ててしまい、かえって悪い出来になります。油断は禁物です。

明日は繁昌亭の朝席(久しぶりです)、翌日からは倉敷→東京となります。

24/26/27日は、いつものあそこでヒッソリ? やらせて頂きますが、25日はスイーツ寄席初の東京公演です。
もともと、着物を普段着にしたいが、どうしていいのかわからない!という声にお答えしての、着物を着て舞台を見に行きましょう、というテーマで始まりました。
それならば、せっかくなので、色んな普段見ることがないものを見ませんか? てなことで、落語のほかに、ジャンルの違う古典芸能とよばれるものをトークを交えて楽しんで頂きたい!!という会なのです。
今回の、「上方舞(かみがたまい)」は、舞踊でいうと、舞になります。上下の動きが多い「踊」に比べて、例えば座敷で披露されるために動きが横に広がった「舞」。それぞれの面白さはありますが、ゲストの山村若さんは、うちの師匠の吉朝とは交流も深く、僕が16、7で楽屋をチョロチョロしている頃からのお付き合いです。お母様は大師匠の米朝とおなじく「上方風流」同人。もちろん第一線の舞踊家でいらっしゃいます。意外かもしれませんが、宝塚歌劇の振り付けから歌舞伎の振り付けもされます。
そして、落語と山村のあやしい?関係もトークを通じて探って行きたいと思います!今回の演目にもその秘密が隠されておりますので、どうぞ皆様ご来場くださいませ!!

ちなみに、僕の三枚起請は初演です! あー緊張する。

「スイーツ寄席vol.6上方舞編」 11月25日(木)19:00開演
表参道・銕仙会能楽研修所
出演/桂吉坊「三枚起請」ほか一席 桂佐ん吉
ゲスト:山村若(山村流6世宗家) 「忍ぶ夜」ほか

前売3300円
http://kimonosweets.com/


No.129|受付無しCommentTrackback

さむなりました。

2010/11/17(Wed)00:46

 風邪なんぞおひきになっていらっしゃいませんでしょうか。
暖房の無い我が部屋は、いよいよ大変な季節がやって参りました。今、パソコンが一番ぬくいです。


生の牡蠣を食べるのをやめておりまして。めちゃくちゃ好きなんですけどね。
ある能の先生に「吉坊!お前さん真打ちになったらね、生の牡蠣は喰っちゃいけないよ!当たっちまったらお前の代わりはいないんだから!」と言われました。その先生も、もう流儀の重鎮であるのは間違いない人ですから、生の牡蠣は絶対に食べないそうです。

「代わりのいない藝人」、これは名誉な事です。この人でなくては、ということは。その裏には、絶対出番に穴はあけられないという責任もついてくるわけです。そういう噺家になりたいので、真打ち制度も無いですし(上方落語界は階級ないです)、ひとつ願をかけたつもりで、去年から生の牡蠣を食べるんをやめました。

もうだいぶ前ですが、ラジオの落語番組収録の日に、不摂生からの風邪で声が出なかった事がありました。それっきり、出番なし。そらそうです。あのときの申し訳なさと悔しさ、情けなさ。こういうことはしてはいけないと体で分かった日でした。もっと早く分かれっちゅーんですがアホです。それやのに風邪ひいて。

でも、落語やってるときが一番元気なんでしょうね。楽しくて仕方ない。

というブログを書きつつ、只今稽古から逃走中。。。

No.128|受付無しCommentTrackback

流れる水の如く

2010/11/09(Tue)15:15

 時は過ぎて行きます。
昨日は、師匠吉朝の5回目の祥月命日でした。
毎年、ああまた1年が過ぎたのかと思う。長い、短いというよりこれが4年、これが5年という歳月なのかと思う。

今年は胸はって師匠の前に出られるか、と自問。必死にやってたら何でもいい訳ではないけれども、せめて、必死に生きなければ。
手を合わせながら、色んな事考えてた。

昨日は、献杯しまくりました。いえ、勿論呑んだ事を師匠のせいにする訳ではないですよ! でも、一緒に呑んでいた人が、献杯を見て、手を合わせて下さいました。
周りにそういう人がいて下さる。感謝。
弟子と、胸を張れる。感謝。

背筋のばして、いきます。

No.127|受付無しCommentTrackback