忍者ブログ

桂吉坊公式ブログ「坊's 茶屋」


[PR]

2025/03/15(Sat)11:37

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

No.|CommentTrackback

2017秋冬 吉坊ノ会

2017/09/09(Sat)11:25

季節ごとの更新さえままならないズボラブログにお越し頂いてありがとうございます。暑くなったと書く前に、もうすぐお彼岸の涼しさでございます。。。

さて、その間に、誕生日を迎えてしまい、その日は劇場に一日おりましたが、TwitterやFacebookなどでご存知なのか、あちこちでお祝いの言葉を頂戴しましてありがとうございました。

酉の当り歳でして。師匠の回忌とも合うという、ある意味忘れにくい年でございます。今年は13回忌と言う事で、全国各地で追善の吉朝一門会をやらせていただきます。僕は名古屋公演(10月25日)兵庫公演(12月20日)が落語の出番があります。どうぞご来場のほど、よろしくお願い申し上げます。

さて、今年最後の吉坊ノ会が、11月15日(大阪)、12月1日(東京)です。
今回は「土橋萬歳」「池田の猪買い」という二席。どちらも、大阪らしい曲のハメモノあり、季節も冬の噺が揃いました。ちなみに、だからゲストが寒空はだかさんに決まった訳ではありません。
「難しい噺です」と大師匠の米朝が言い切った、しかし聞かせどころと言いますかココという場面が多くある「土橋萬歳」は初演となりますが、楽しんでいただけるように目下お稽古中です。
15日から東西ともに発売開始、どうぞよろしくお願いいたします。

また、いつもお世話になっております【五耀會】の本公演が久しぶりに大阪松竹座で10月7日にございます。前回同様、僕がご案内を勤めさせていただく事に成りました。
メンバー五人での「新曲浦島」にはじまり、「夢の跡」花柳寿楽さん「夢の富」西川箕乃助さんの二題に、山村友五郎さん「座敷舞道成寺」、そして「鏡」を藤間蘭黄さん花柳基さん、箕乃助さんとで。盛りだくさんです、こちらもどうぞ足をお運びくださいませ。
PR

No.240|受付無しCommentTrackback

皐月

2017/05/23(Tue)11:39

さわやかな、というより夏のような暑さです。
お世話になっております山村流 舞扇会。今年は4世宗家 山村若 二十七回忌 と言うので、ゆかりの演目が並んでおりました。4世宗家の年譜の作成に、少し関わらせて頂き、当時を覚えておられる方から、直接お話を伺うのは、当たり前ですが少なくなってくる訳で、こういう記録が遺されているのは大切だなあと思ったりします。同時に、人から人へと其のエピソードも含めて言い伝えられていくのも、大事な事と思います。

92歳の山田庄一先生と先日、楽屋で先日の朝日新聞に掲載して頂いた「新編 上方風流」についてのお話から、本家?上方風流のお話をば。矍鑠としておられる、その眼光の鋭さ記憶の膨大さ。もうアカンワ、と言いつつ昨日は三合呑んだと笑いながら仰るのは、いやはやお若い!
我々もはや孫世代の者に、もっと、期待やハッパをかけたいお気持ちであろうなと思ったり。うちの師匠の13回忌には、もうそないなるんかと。幕間の短い間ではありましたが、もっと先生にお伺いしたい、例えば文章に残らない(遺せない)しょーもない裏話なども訊きたくなりました。

No.239|受付無しCommentTrackback

東西吉坊ノ会2017春

2017/04/15(Sat)08:23

すっかりお久しぶりの更新です。
吉坊ノ会、無事に大阪は近鉄アート館、東京は渋谷伝承ホールと、やらせていただくことができました。たくさんのご来場賜りまして、ありがとうございました。
久しぶりの「口合根問」でしたが、色んな所でやれるようにしたいと改めて思いました。
今回は「べかこ」「雁風呂」「宿屋仇」と、旅の噺が東西ともにありましたので、上方唄「西行」という曲を舞わせて頂きました。どちらかというと、渋い感じの曲ですが、最後にシャレが利いてて少しフフと笑う、そんな感じです。そう見えたかどうかは別ですが。本番で遣うお扇子(天一本観世)を今回、山村友五郎師がお貸しくださいました。同曲でご自身も使うておられたお扇子を使わせて頂くのは嬉しくも「ゼッタイ落とされへん」と、別の緊張がありましたのも事実です。
ちなみに、友五郎師とは五耀会の公演でご一緒させて頂いておりますが、4月19日池田落語ウィークにおきまして、「チャリ舞いろいろ」と題しましたトークでご出演頂きます。僕は踊りメイン、友五郎師は喋りメインという、どういうこっちゃねんという会ですが、それはそれ、どうか皆様ご来場くださいませ。

No.238|受付無しCommentTrackback

すっかり。。。

2017/01/14(Sat)13:02

暮れのご挨拶もせぬまま、そして新年も明けて二週間。
皆様、大変ご無沙汰してしまい申し訳ありません吉坊です。
本年もよろしくお願い申し上げます。

さて、去年は「弱法師」そして「淀の鯉」で挑んだ吉坊ノ会。たくさんのご来場誠に有難う御座いました。陰々滅々たる一席で、ほんまにすんませんでした。どの落語もそうですが、やり続ける事で今後、どのように変化していくのだろうと、自分でも考えながら練り上げていきたいです(でも、そうそうはやらないと思います)。

今年も、吉坊ノ会はございます。
なんと、日にちだけは既に決まりました!!!
大阪公演(近鉄アート館)
4月4日
11月15日
東京公演(渋谷伝承ホール)
4月12日
12月1日

皆様、どうぞお楽しみに!春公演は、目下、番組制作中です。

No.237|受付無しCommentTrackback

近づく

2016/11/03(Thu)18:39

師匠の命日が近づいてきました。毎年この時期になると、いつもより余計に師匠の事を考える時間が増えます。
「弱法師」をやると決めました。
圧倒的な力不足は、分かっています。手こずるとか、手強いとか、そんなレベルどころか世界が違うくらいに思います。あの頃の師匠の姿ばかり思い出されます。「壮絶」とよく言われますが、全く逆だと僕は思いました。
そのもっと前、神戸の稽古を終えて、ぼそっと「弱法師はもっぺんやりたいと思うねん」と言わはった各駅停車の帰り道。
その数年前、太融寺で観た初演。
文楽劇場から病院へ戻り、「ナハハー」と笑った事。
翌日、ものすごく清々しい顔だった事。

記憶とのたたかいです。

No.236|受付無しCommentTrackback