吉坊です。
先日は無事に「吉坊ノ会」を山本能楽堂にてやらせていただきました。ご来場下さいましたお客様、ありがとうございました。ここに改めて御礼申し上げます。また、今回はいつもと違い、平日の夜だった事もあり、伺えないが頑張れと、応援して下さいました皆様にも厚く御礼申し上げます。
今回初演でした「浮かれの屑より」(12月東京深川江戸資料館でもやらせていただきます)、うちの師匠吉朝の高座を元に、林家染丸師匠、舞の部分は山村若師匠にご教示いただき、事故もケガも無く、つとめさせて頂きました。当日は後輩達がほぼ全員初めてのハメモノをやって支えてくれました。本当に感謝しております。そして、毎回スタッフとして僕が舞台のことだけできるよう、尽力して下さった西林事務所の皆様、重ねて感謝です。
さて、昨日は立川談志師匠が御逝去であったとのニュース。全国を駆け巡りました。
初めてお会いした内弟子時分、インタビューをさせて頂いた時のことなど、いろんな事が思い出されます。直接教わった事は少なくとも、とても大きな事ばかりでした。繁昌亭の会に御越しになりましたとき、後席で米朝師匠と話をされているのを横で伺わせて頂いた事、幸甚でした。
ご冥福をお祈り申し上げます。
そして(まだあるのか)。
このたび、咲くやこの花賞を受賞いたしました。
師匠吉朝はじめ、歴々の師匠先輩がたが受賞なさった、上方芸能界の新人賞みたいなもんやと言われました。まさにその通りかと思います。まずはムチャクチャ嬉しいです。ほんま。
奇しくも師匠七回忌追善公演のまえに、そして七回忌という節目の年に、30才のこの年に。
事前に告知を受けた時、大師匠米朝にこっそり報告しました(すんません)。大師匠が「おおっ、そうか、おめでとうさん!」と仰って下さいました(嬉!!)
桂吉坊を育てて下さった師匠、大師匠に、言葉に尽くせぬ感謝の気持ちで一杯です。そして見守って下さっている方々、お客様も含め皆様に感謝でございます。
これは新人賞であるという事は、これが始まりだという気持ちで、さらに精進致します。
今後とも、宜しくお願い致します。
桂吉坊 拝
PR