一年が、バタバタッと過ぎようとしています。
15日内幸町ホールでの第2回吉坊一之輔二人会。今回も沢山のご来場有難うございました。
なかなかな、一年でしたが、まだ大阪では20日の繁昌亭や24日の豊中での落語会などもありますので気合いの抜けないように頑張ります。
小沢昭一先生のお通夜、お葬式と伺いました。お通夜の席で、ある方に「わざわざ大阪から!これですぐに大阪帰っちゃうの?」と訊かれ、明日が東京で仕事で、と言うと「そりゃあ良かった、いや良かったって言うのかねえ」など、話をしながら、先生の話をしてました。色んな人がつながっているという事も分かり、そういう縁をふわっと結んで何事もなかったかのように歩く、時々こっちをふりかえって「ふふ、」と笑う先生がいてはるようでした。
噺家になりタテの僕に「えなりかずきみたいだね」と仰った14年前。
何にもわからんとインタビューをさせていただいた5年前。
今夏のやなぎ句会。
戦争に負けて、ものの価値観がひっくり返っている中、変わらず落語の世界が有って助かったことを言うてはりました。今、落語家である自分を通してこの言葉の重みを感じます。精進しなくては。
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