僕は、ご存じ一般に言う古典芸能が大好きである。僕にとっては「古典」と言うて一番に浮かぶ、高校の時に嫌いだったあの授業とは似ても似つかないくらい 好きな世界だ。なんであの頃、本当に古文が嫌いだったのか。きっと、文法から入ったからやね。いまだに公式とか文法とか手付とか覚えるん下手やからね。
さて、それはともかくどういうわけか、道でばったり出会う人がある。誰しもあることだが、なぜか、そのジャンルが限られて、出会う。どっかの劇場の近くと言うわけでもなく、ましておうちの近所でも無い場所で、何故か会うのは藝能のあの分野の方ばかりだ。
今日も、なんばを歩いていたら向こうから歩いて来はった(だいたい皆歩いて来られる)。
先方は稽古が終わっての空き時間、此方は古本屋経由の散髪屋から出たところだったので、双方暇つぶし的に英国屋にて茶飲み話で盛り上がった。
これは、その分野との縁があるという事なのか、単にお互いの業界が私服(洋服)でも何か怪しいオーラでも出しているのか。
別にどうでもいい話なのだが、ふと今日は「何か因縁が自分にはあるのではないか」と思ったので記しておく。
別れてから、天丼食べた。ここの店はいつに変わらず、おいしいので安心する。
『芸道名言辞典』、ついに手に入れた。探し回っても全然気配がないので神保町の落語カフェのAさんに聞いたらネットで調べて下さって、しかも地元の駅前の古本屋に 在った。店主にその話をしたら「青い鳥ですね」という。なるほど、本屋さんは言う事が違う。「灯台もと暗し」しか思いつかなかったわい。ヤマトという名の ビーグル犬が、床にへたっているのが可愛らしい姿だった。過剰に愛想が有るわけでなし無いわけでなし。
本はさらっと読め無さそうで、ワクワクする。
珍しく、雑記。
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