2025/05/11(Sun)11:52
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2008/04/12(Sat)20:58
盃に浮かぶ桜で酒を飲む…というような、悠長なお花見は最近見られなくなったのが残念です。時間がないのか心に余裕がございませんのか、ただただ桜の木の下にいるというだけで後は脇目も振らずに飲み食いし、気がつけばいつもの飲み会、というのも寂しい気がする今日この頃です。
僕の場合は暇はあっても花見に行く前に飲んでしまった…てな体たらくですが。
さて、今月の8日は東京・国立演芸場で「質屋蔵」でトリを務めさせていただきました。平成噺し座 吉坊卒業ということで皆様にお祝いいただき、また楽屋にはお客様からほんまもんの鯛が一匹丸ごと生で届いたりなんかしまして、そのおいしさには目から鱗でございました!! お越しいただきました皆様ありがとうございました。
そして10日には、あのNGKに出演いたしました(あの、て何やねん)。 いやはや、ついに僕もY本さんでお世話になることになり…ではございません。文珍師匠の10夜連続独演会の前座にご指名頂き、初めてなんばグランド花月の板を踏ませていただきました。
12日には名古屋でまん我さんの会。15回目だそうです。同期の僕ですが、そんなに続けている会はありません。あぁ、続けていくのは大事だなぁと、よいお客さんの前でしゃべらせてもらい改めて背筋の伸びる思いでした。
そしてこれらの日々には、繁昌亭の昼席もあり、なぜか今週だけは異常に忙しいのです。自分で言うのもなんですが、なかなか凄いです。しかも、その次の週には「仕事」は1本も入っておりません!! 何という恐ろしい職業でございましょうか。春一番は今週だけらしいです。
ちなみに、仕事はございませんが舞台はあります(ややこしい)。20日のお昼12:30から、神戸湊川神社にて、「神戸大倉流祖先祭」という催しをされている中になんと、僕が出ております。でも、しゃべりはしません。ご興味のある方はぜひとも神戸に遊びがてらお越しくださいませ!
詳細は、リンクさせていただいてます華通信
http://www.hanatudumi.com/ にてアップされております。
さて、新しい予定が少しづつですが増えつつあります! 5月30日(金)19:00 より、四条烏丸交差点のすぐそばにありますCocon烏丸にて、「Cocon烏丸落語会」をやらせていただきます。『寄席囃子紹介』で、いろんな上方落語の「音」を感じて頂き、落語では僕 吉坊・佐ん吉のほか、米左兄さんにはお囃子が噺の相乗効果となります「宿屋仇」をおたのしみいただきます! どうぞ皆様ご来場お待ち申し上げております。
ご予約、詳細は【出演情報】をご覧くださいませ。
そして、6月25日は山本能楽堂にて「吉坊ノ会」です!!
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No.17|受付無し|Comment|Trackback
2008/03/22(Sat)21:01
寝ぼけて銀紙にくるまれた炊き込みご飯を電子レンジに投入し、朝から燃えさかる炎を見てしまいました吉坊です。 皆さん、表は竹の皮に見えてても、裏紙はきちんと確認しましょう。
やりたいことはいろいろありますが、これを形にするのは非常に難しいものです。
会一つ始めるにしても、その会はなぜやるのか、将来こうなりたいという展望があってやる会なのか。そしてあるならば、それを実現するためにその会はどういう芯をもって動いて行くか。
花火どころか、打ち上げ線香みたいになったらいやじゃないですか。そんなことで、自分に負けたくないのです。
No.16|受付無し|Comment|Trackback
2008/03/11(Tue)11:17
9日は、愛知県小牧にうかがいました。「桂吉坊ひとり会」てな大それた事をさせていただきました。お天気も良く、ほかにお楽しみの多い中をたくさんのお客様にお越しいただき、ありがとうございました。
思えばはじめてここの会に伺った数年前には、師匠のひとり会の前座でヒョコヒョコ付いて行ってた自分が、今度は後輩を雇い、質はともかく己の看板でお仕事をさせていただくことになろうとは思いもしませんでした。
師匠と伺った時とは、会場が変わっておりましたが何やら懐かしいような、そして改めて分不相応な大役を務めさせていただくことへの緊張感が湧いてきました。
「米揚げいかき」「愛宕山」「おごろもち盗人」の3席で2時間しゃべり続けてしまいました。…しゃべりです。すいません。
No.15|受付無し|Comment|Trackback
2008/03/05(Wed)00:24
噺家になってからの時間で、多いのはどんな時間だろうと思うと、ひとつは「聞く」時間ではないかと思うのです。「聴く」も「訊く」も含めて。
師匠の噺を舞台袖で聴き、楽屋で師匠のしゃべってはるのに耳をそばだて、稽古の時はもちろん、ずっと何かを聞いているといえます。
「聞き上手は話し上手」てなことをよく言われます。そもそも聞き上手というのは、うまい受け答えをして自分が聞きたいと思っていることを相手に十分話させることだそうです。そう言うと、確かにただ話を聞いてるだけでは相手は面白くないでしょうし、そこの受け答えで話は広がりもしますし、尻すぼみにもなります。
『論座』は、多方面の方々から貴重なお話をうかがう絶好の機会を与えてくださると同時に、つくづくその勉強を僕にさせてくださるお仕事です。 毎回、緊張と失敗の連続です。最新号は竹本住大夫師匠。一言ひとことが、お客さんの前でやらせていただくプロとしての心得を説いていただいた気がいたしました。
「若い時に恥かかないかん」というのは、いろんな人によく言われます。恥かくためには、必死になって一生懸命やらないかん。ちょっと要領がわかったからと言って、そこでおさまってしまうとダメになる。いつでもこの言葉を聞くと何やらハッとします。
でも「聞く」だけではだめなわけで、これが僕の芸に「利く」ようにせんとあきません。
No.14|受付無し|Comment|Trackback
2008/02/25(Mon)14:58
えー、だいぶとご無沙汰です。さぼってたわけではないのですが、こないだも書き込んで翌朝見たら、朝4時に書いただけあって判読できない文章でした。
先日の風邪以来の出来事はですね、
・ぱくす亭、このたびも大入りでありがとうございました(^-^)。今回は『稲荷俥』初演。
・確定申告のために一日を費やした揚句、一日風邪をぶり返して悲惨な目に遭い、しかも確定申告は完成せず。
・未だに歯医者の治療は遅々として進まず。歯医者が「ええ!!」と叫ぶので何事かと思ったら、昼間に食べた海苔が歯の間に残っていたのを、「すごい虫歯がいきなり出現した」と勘違いされ。
・東京にて、『論座』のインタビューのお仕事をさせて頂き(このたびもまたよいお話をたくさん伺いました)。
・ そのまま第一回「三宿寄席 SOAP亭」、いろんな方に支えて頂き、無事に打ち上げることができました。まだまだ己の腕を上げようともがくので精いっぱいな中を見守っていただき感謝。
・よろこんで、とある方のお家の御酒を飲みつくし。
・久しぶりに実家に泊まれば首を寝違え 猫に顔を踏まれ
・東京から繁昌亭に滑り込み、翌日は静岡の落語会を日帰りし、今日は神戸でお芝居を拝見します。
「家はどこにあるんですか」とよく訊かれます。そらそうでしょう。僕も時々「今から行くところは帰る場所? ではなくて、今居てたとこが帰ってた処でこれから出かけて…(?-?)」。
でも、僕にはちゃんと「落語」という家があります。この家だけは大事に守っていこうと思います。
No.13|受付無し|Comment|Trackback